※2024年2月
「IRC GEO CLAW LIGHT 29×2.2」の感想を追加しました。
※2023年6月
「MAXXIS REKON RACE 29×2.25」と「MAXXIS ASPEN 29×2.25」の感想を追加しました。
29er MTBタイヤねたです。
使ってきたタイヤの感想をまとめてみました。
わたくし目のMTBの楽しみ方は、いちおうクロカン(XC)志向です。
走っているコースは、専用のダウンヒルコースのようなところではなく、舗装路交じりのトレイルコースといった感じです。
自宅から里山まで自走でいくので、舗装路走っている比率がそこそこあります。
そんな走り方をしている前提での感想となりますのであしからず。
試したタイヤの一覧表
MAXXIS IKON EXO 29×2.20
感想
【使用期間】約9ヶ月間 2018年1月~2018年9月
【位置】前・後
【感想】
2018年式 SCOTT SCALE930 完成車についていたチューブレスレディ仕様なタイヤです。
ノブ低め、小さめ、密度あり。いわゆるクロカン(XC)レース用タイヤです。
レース用なので転がりは非常によいです。
EXOって名前についているので、サイドに補強がはいっているサイドカットに耐性が高いタイプです。サイドに補強は入っているけどサイドはしなやか。厚くて硬いって感じはないです。
タイヤサイドの膨らみがあり、タイヤのブロックがあるところが幅の最大ではなく、タイヤの側面の幅が最大幅になるため、幅(太さ)2.2インチの表記となってますが、見た目の幅はそれ以上にあるように感じます。
サイドがまるくなっておりサイドカットしやすいんじゃないかって勘ぐってしまいますが、実際つかっている間でのサイドカットはなかったです。パンクへの耐性は高いです。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):58.0mm
幅(ブロック間の最大値):53.0mm
高さ:55.5mm
まとめ
SPECIALIZED FAST TRAK 29×2.3
感想
【使用期間】2018年9月~
【位置】後
【感想】
スペシャライズドのチューブレスレディ仕様なタイヤです。
ノブ低め、小さめ、密度あり。クロカン(XC)レース指向なタイヤです。
転がりは非常によいです。
仲間内では、前に使うとグリップが足りないという感想をもたれる方が結構います。29インチでは試したことないですが、26インチで前後ともこのタイヤをはめてみた時の感想は、必要十分なグリップ感はあるかと思いました。フロントにはめてもそこそこ使えると思います。
幅(太さ)は2.3インチとなってますが、外見が丸いので、見た目の幅は若干それより細く見えます。サイドがしなやかなタイヤなので、乗車したときにはもう少しつぶれて幅広に見えるのかもしれませんね。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):55.0mm
幅(ブロック間の最大値):55.0mm
高さ:55.0mm
まとめ
SPECIALIZED GROUND CONTROL 29×2.3
感想
【使用期間】2019年9月~
【位置】前
【感想】
スペシャライズドのチューブレスレディ仕様なタイヤ。
ど定番なキャラメル上のノブがならぶブロックパターンのタイヤです。
グリップ感あります。フロントにはめても全く不満がないレベルです。グリップ感があるわりには転がりもそこそこいいです。29インチでは試したことないですが、26インチで後にはめた時の感想は後ろにつけても転がり感は及第レベル、割とよく転がる印象でした。
値段もこの手のタイヤとしてはリーズナブルです。
非の打ちどころがないというか、可もなく不可もなくというか、迷ったら前後ともこれでいいんじゃないかな。定番な一本かと思います。
難点をあげれば入手性か。最近は店頭で買えるところが近くになくなってしまいました。スペシャライズドのオンラインショップを活用すればいいんだけどね。
幅(太さ)は2.3インチとなってます。実測値も大体同じです。見た目もそのまんまです。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):57.5mm
幅(ブロック間の最大値):57.5mm
高さ:55.5mm
まとめ
SPECIALIZED RENEGADE 29×2.3
感想
【使用期間】2020年12月~
【位置】前・後
【感想】
スペシャライズドのチューブレスレディ仕様なタイヤです。
ノブ低め、小さめ、密度あり。クロカン(XC)レース指向なタイヤです。
転がりは非常によいです。はい、同じメーカーのFAST TRAKと同じタイプのタイヤです。
S-WORKSじゃないんで値段も6000円弱とこの手のタイヤとしてはリーズナブルです。
重量は600gと軽い点は高評価ポイントです。
このタイヤ非常に転がりが軽いです。ぐっぐっと進むというか、失速しにくいというか。
グリップ感もドライなダートを走っている分には不足はないです。雨上がりのトレイルで激坂を登ったり下ったりするとさすがにグリップ感こころもとないですが、必要十分といった感じです。
王滝SDAのコースのような登りのジープ道がいっぱいあるコースだと、前後ともこのタイヤの組み合わせが最適かと思います。
幅(太さ)は2.3インチとなってますが、見た目の幅は若干それより細く見えます。ブロックがあるところの幅が幅の最大値となります。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):55.0mm
幅(ブロック間の最大値):55.0mm
高さ:55.0mm
まとめ
IRC SERAC XC 29×2.1 (シラクXC)
感想
【使用期間】2022年4月~
【位置】後
【感想】
IRCのチューブレスレディ仕様なタイヤです。
クロカン(XC)向けなタイヤです。
ブロック大き目。今(2022年4月のこと)となっては少々細身なタイヤとなります。
リアに履いてみましたが転がりはそこそこよいです。タイヤのパターンに工夫があるようで、前にはめるときと後ろにはめるときでは回転の向きを逆にするタイプのタイヤです。
2022年になって少し値上げりしたけど値段も6000円強とこの手のタイヤとしてはリーズナブルな点がよいです。
あと重量は約650gと軽い点は高評価ポイントです。
幅(太さ)は2.1インチのみです。ほかのサイズのバリエーションがないのが残念ですね。フロントにはめるとなると2.3インチとかあっても良いかもしれないと思います。
見た目の幅はブロックがあるところの幅が幅の最大値となります。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):51.8mm
高さ:50.4mm
回転方向は前にはめる場合と後ろにはめる場合で逆になります。
まとめ
vittoria BARZO XC-RACE 29×2.25 (バルゾXC-RACE)
感想
【使用期間】2022年4月~
【位置】後
【感想】
vittoriaのチューブレスレディ仕様なタイヤです。
大き目なブロックでグリップも転がりもよくバランスがいいです。
重量が約660gと軽い点は高評価ポイントです。
今回はリアにはいてみたので、幅(太さ)は2.25インチを選択しましたが、サイズやサイドの素材の違いでバリエーションが豊富です。
フロントにはくならもうひとつ太い2.35インチでもよいかもです。
今回軽量なBARZO TLRを選択しましたが、これ対パンク性能が相当低いです。決戦用の軽量タイヤの位置づけかと思います。軽くて、直進での転がり良くて、サイドが柔らかくて寝かした時の食いつきが最高なタイヤなんだけど・・・。トレイルでは高い確率でパンクします。
レースでない遊びライド用途だと、サイドに補強の入ったTNTタイプをチョイスしておいたほうが無難かと思います。ただTNTタイプだと重量が重くなるので、このタイヤの魅力が薄れてしまいます。他メーカーのタイヤで軽くて対パンク性能が高いものがいろいろあるのでこの点は残念です。
見た目の幅はブロックがあるところの幅が幅の最大値となります。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):55.0mm
高さ:52.2mm
まとめ
Panaracer Driver29erPro PR 29×2.20
感想
【使用期間】2022年7月~
【位置】後
【感想】
サイド硬め、真ん中のノブ超低め、2.2のサイズの割にはエアバリューム少なく見たがとっても目細めです。高さというか厚みがなくエアボリュームが相当少ないです。
外観は流石に発売から年がたつので、今どき(現在2022年7月)のトレントからは外れている感があります。
重量は約660gです。29erのタイヤとしては圧倒的に軽い部類です。
サイドを含めタイヤの厚みがあるので耐パンク性能は高いです。
真ん中のノブが低いので、その見た目どおり、転がりは軽いです。リアにはめた感じでは期待以上想像以上にグリップするかなといった感想です。さすがにフロントだとグリップ感がこころもとないような気がしますが、SPECIALIZEDのRENEGADEとかFAST TRAK[なみに案外使えるのかもしれません。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):55.6mm
高さ:48.5mm
まとめ
MAXXIS REKON RACE 29×2.25
感想
【使用期間】2023年3月~
【位置】後
【感想】
ノブ低め、小さめ、密度あり。いわゆるクロカン(XC)レース用タイヤです。
MAXXISの説明では、ニノ様がなにやら開発にかかわったとやら・・・。
転がりは非常に良いです。
EXOって名前についているので、サイドに補強がはいっているサイドカットに耐性が高いタイプです。サイドに補強は入っているけどサイドはしなやか。厚くて硬いって感じはないです。
重量は685g。わりと軽い部類ではないかと思います。
MAXXISのチューブレスレディなタイヤは、総じて取付たり取り外したがし易いです。ビートあげも容易です。
ビートが固くてリムにはまらないとか、ビートが上がらないなんてことはありません。外す時もビートがパンプの溝から落ちなくて外れないなんてこともありません。メンテナンスで悩まされることがない点はGOODポイントです。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):57.0mm
高さ:55.0mm
まとめ
MAXXIS ASPEN 29×2.25
感想
【使用期間】2023年6月~
【位置】前
【感想】
真ん中のノブは結構低めです。サイドのノブは真ん中に対して高め。真ん中が出っ張った丸めな外観をしています。外観から想像できるとおりで転がりも良いです。
サイドのノブはそれなりにしっかりしてます。寝かしてた時のグリップ感は十分にあります。フロントにはいても満足いくグリップ感のあるタイヤだと思います。
EXOって名前についているので、サイドに補強がはいっているサイドカットに耐性が高いタイプです。サイドに補強は入っているけどサイドはしなやか。厚くて硬いって感じはないです。
重量は655g。わりと軽い部類ではないかと思います。
MAXXISのチューブレスレディなタイヤは、総じて取付たり取り外したがし易いです。ビートあげも容易です。
ビートが固くてリムにはまらないとか、ビートが上がらないなんてことはありません。外す時もビートがパンプの溝から落ちなくて外れないなんてこともありません。メンテナンスで悩まされることがない点はGOODポイントです。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):56.0mm
高さ:55.6mm
まとめ
IRC GEO CLAW LIGHT 29×2.2
感想
【使用期間】2023年8月~
【位置】前・後
【感想】
これメーカーの説明どおり「芝が得意なXC系レースタイヤ」です。
高めのノブの高さはトレイル用の見た目をしていまが、高めのノブと低めのノブが交互に並んで配置されて間引きされたて配置されているため、転がりは相当よいです。
重量も2.2で635gと軽いのがXC系タイヤとしてはGOODポイントです。
あと値段も税込みで一万円以下(2023年8月購入)と、安い部類にはいる点もGOODポイントです。
軽くてもサイドのゴムは割と厚くしっかりしています。サイドカットにはそれなりに耐性があるとみえます。
あと、このタイヤ、前後で回転方向の指定があります。
後ろにはいても、前にはいても、転がりがよく、必要十分なグリップ感があり、耐久性もそこそこあるかと。なにより重量がここまで軽量なタイヤは貴重な存在!
同じIRCからでているシラクとは違い、ビートあげとか、リムへの脱着といったセッティングに苦しむこともなかったです。
総じて満足感が高いタイヤかと思います。
ひとつ難点をあげるとしたら、見た目のノブの高さから期待していたほどグリップ感がないってことかな。トレイル遊びで使っていると、あとひと踏ん張りグリップしてくれるうれしいと思うことがしばしば。
低速で登る急な登りのギャプとか、滑りやすい根っこの段差を低速で登りきる場面とか、落葉ふかふかの急勾配とかで、最後のあとヒトこぎができずツルっとなっちゃうことが多い。
真ん中のノブが左右交互、斜めに並んでいるので、低速だと片側一個で頑張ってるということなのかなあ?車体を少し傾けるとグリップが増すのかもしれないが、そんな器用なことできず。まあ軽量XCレース用タイヤと思えば必要十分かと。
実測値
※リム幅25mm
幅(最大値):56.0mm
高さ:53.2mm
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