シマノ12速 完組ホイールWH-M8100のフロントハブのメンテナンス手順をまとめてみました。
必要な工具
- 22㎜のハブレンチが2つ
- マイナスドライバー
ハブレンチのサイズが毎回変わる
2世代ぐらい前の3桁品番のXT完組ホイールWH-M785のフロントハブの分解に必要なハブレンチのサイズは22㎜と23㎜のだったかと。
シマノのハブって世代が変わるごとに毎回サイズが変わる気がします。
22㎜を二本ってのは敷居が高いです。
シマノさん・・・。ワザとサイズ変えて楽しんでません~。
分解
注意! 右側から分解
右側から分解していきます。
ディスクローターがある左側からは分解できません。
左側にもレンチをかける溝がありるので間違えやすいですので注意が必要です。
手順1 ロックナットを外す
まずはマイナスドライバーをそっとあてて、キャンプをはずします。
ハブレンチをかけて、ロックナットを緩めます。
青矢印の方向にハブレンチを回します。
つづいて、玉押し部分を外します。
傷がないかチェック!綺麗なもんですね。
手順2 左側からシャフトを抜く
左側からアクスルシャフトをすーぅと抜きます。
ベアリング両側ともガイド付きです。
ベアリングの玉がバラバラと落ちてこないのでとっても作業しやすいです。
これはシマノ12速ハブのGOODポイントです。
手順3 ベアリングを外す
シール部をマイナスドライバーを使って引っ張り上げます。
左右どちらからはじめてもOKです。
ガイドに綺麗におさまったベアリングがお目見えです。
ベアリングを取り出します。
反対側も同じ要領でベアリングを取り出します。
組立
手順4 グリスを入れ替え
綺麗に拭き上げます。
ベアリングに新品のグリスをたんまりと盛り付けて、元通りにキャップをはめてシャフトを通していきます。
手順5 玉押し調整
玉押しの調整は、緩すぎず、きつ過ぎず、です。
作業方法を言葉にすると下記のような感じでしょうか?
- 玉押しを手で回るところまで締めこむ。
- その状態でロックリングを締める(赤矢印の方向にまわす)
ロックリングの締め方ですが、ロックリングをほうの位置がずれないようにして、玉押しの側の方を若干緩める方向にまわす感じで、ロックリングを固定してあげると丁度いい感じに調整できると思います。
シマノ12速のフロントハブ、メンテナンス性はとってもよいです。
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