SRAMクランク(NXグレード) GXP規格 の取り外しねたです。
今までずっとシマノのコンポしか使ってこなかったわたくしは、いわゆるシマノ信者です。
はじめて手にしたSRAM製コンポのメンテナンスに四苦八苦、早々にクランクの取り外し方に悩んでしまったであります。
結論的には、
取り外し方はいたって簡単、8mmアレーンを突っ込んでまわすだけでOK!だったんですけどね。
プロローグ 試行錯誤
「シマノのホローテックと形が似ているので左側クランクからきっとはずすんだろうなあ?左側クランクについているネジを緩めたら外れるにちがいない。」
このイメージからスタートです。
左側クランクにある10mmアーレンのネジを緩めてみますが、クランクは外れる気配がまったくしません。
※ちなみに10㎜のネジは正まわしのネジ。左側反時計回りにまわすと緩みます。
外した10mmアレーンのネジの奥に8mmアーレンのネジがみえるので、この8mmアーレンのネジも緩めて外してみます。
※8mmのネジも正まわしのネジ。左側反時計回りにまわすと緩みます。
8mmのネジは相当固いです。アーレンにパイプをさしてエクステンション(柄の部分を長くします)して、テコの原理を駆使することで外すことができましたが、クランクは外れません。
他にネジは見当たらないですし、シマノクランクのような外れ防止の仕掛けもないみたいです。
きっと・・・、あとはひっぱれば外れるんだろう。
左側クランクを引っ張ってみます。つづいて両手で思いっきり引っ張ってみますが、まったくもって外れる感じがしません。
もしかして固着?
ダメ出しで、ゴムハンマーで軽く叩いてみるが意味なしです。
うーん困った!
外し方がわからん!
SRAMは外すための専用工具は必要ない
困ったときのネット頼み、Google先生に
「SRAM クランク 外し方」で聞いてみました。
うぅ~ん。ずばりの回答は得られません。
でも断片的にSRAMクランクに関する情報を得ることができましたよ。
情報を整理するに、おおよそ下記と理解しました。
- SRAMクランクは、ISIS(アイシス)規格で、くっついて(勘合して or かみあわさって)いる。
※シマノで言うところのオクタリンク。ママちゃりクランクのスクエアーテーパーと同じってことですな。 - コッタレス抜き(クランク抜き)のような専用工具は必要ない。
※ネット上からは、8mmアレーンを差し込んで、反時計回りにまわしている画像のみでてくるぞ。
つまるところ、
そのまま8mmアレーンを突っ込んでまわすだけでOKってことです。
外し方 8mmアレーンを突っ込んでまわすだけでOK!
SRAMクランクGXP規格のクランクの外し方は、
「10mmのネジは外さずに、8mmアーレンを差し込んで、右手でクランクをもってクランク側は時計回り、8mmアーレン側は反時計回りにまわす」です。
※下の写真のような感じです。はい。
8mmのネジが緩んで、一瞬軽くなったあと、さらに反時計回りに8mmアーレンを回していきます。
ネジが緩んでから半回転ぐらい回すと10mmネジにあたり再び抵抗が増してきますが、構わずそのまま8mmアーレンを反時計回りにまわしていきます。左側クランクが浮いてくると思います。
はい、外れました!
左側クランクそのものが専用工具の機能をもっているということですね。
10mmのネジと8mmのネジが組み合わさって、コッタレス抜き(クランク抜き)のような構造になっています。
最初に10mmネジを外してしまったことがそもそもの間違いでした。
取付も専用工具はいらないよ!
取付も8mmアーレンを突っ込んでネジをしめるだけです。
「左手でクランクを抑えて、8mmネジを時計回りに締めこんでいきます。」
シャフト側のリンク部に段差があるので、締まるとことまで回せばクランクの締め付け位置は適正な位置に自動的になるようになっています。
下が右側クランクの様子です。
溝がきってあるところまで左側クランクがはまれば適正な位置かと思います。
まとめ
そういえば、SRAM使いの知り合いの方が言っていたっけ。
「SRAMって意外に考えてある造りだから、慣れるとメンテしやすいよ。」
確かにそうかも。
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