ディスクブレーキのピストン清掃の様子をまとめてみました。
今回対象としたキャリパーのタイプは、ピストンがアルミのXTグレードBR-M775です。
ピストンがセラミックになっている最近のキャリパーも基本的に同じ要領で清掃できるかと思います。
症状 レバーの握りしろが安定しない
レバーの握りしろが安定しなく、ブレーキの利きが悪いなんてことありませんか?
MTBのディスクブレーキはしばらく使っていると、レバーの握りしろが急に浅くなったり、逆に深くなったりしてブレーキの利きが甘くなることってありませんか?
レバーの握りしろが安定しないのはキャリパーのピストンの動きがおかしくなっていることが原因であることが多いと思いますよ。
この症状、ピストンを清掃してよごれを落としてあげると改善する可能性があります。
ビフォー 動きの悪いピストン
まず清掃する前のビフォー状態。
ピストンの動きがわかるので、ここは動画で。
はい、みごとに、左片側のピストンが動いてませんですね~。
アフター 均等に動くピストン
清掃後のアフター状態。
両方のピストンがきちんと左右均等に動くようになりました。
清掃の方法
以外と簡単です。
- パッドをはずす。
- レバーを適当ににぎにぎして、ピストンをある程度外にだす。
- よごれているピストンの外周を軽く石鹸をつけた綿棒でこすってきれいにする。
洗っている様子
片側づつ丁寧に綿棒でこすって汚れを落としていきます。
バケツに水をはって、キャリパーごとジャブジャブと洗います。
きれいになった清掃後のピストン。
注意点としては
ピストンを押し出しすぎると、ピストンが外れてしまうので注意です。
ピストンを押し出す量はよごれが見える程度でやめておくのが無難です。
はずれてしまうと大変なので、始める前によくよくイメージしておくことお勧めします。
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