シマノ12速のフリーハブ、フリー部は分解してはだめとなっていますが、ベアリングを打ち出して分解しちゃいました。
使われているベアリングの型番を調べることができたので分解の様子と一緒にまとめてみました。
ベアリングを叩いて外す
フリー部には左側と右側にシールドベアリングが圧入されています。
基本的に、このベアリングを外して交換する必要はありません。
仮にこのベアリングが固着したりした場合は、素直にフリー部全体を交換することをお勧めします。
作業1 ギア側のシール部をはずす。
ギア側はシールがはまっています。
まずはマイナスドライバーでシール部を丁寧に浮かせて外します。
作業2 ベアリングを外す。
適当なボルトを突っ込んでベアリングの角にあてるようにして、内側からコツコツと数回叩くと簡単にベアリングが飛び出てきます。
使われているベアリングの型番
ベアリングを外すと完全分解ですね。
使われているベアリングの型番
使われているベアリングは日本国内で不通に流通しているサイズのものです。
ギア側
型番「6802 2RS」
内径d(Φmm):15 外径D(Φmm):24 幅B(mm):5 両側接触シール形(2RSとかLLU)
ハブ側
型番「6803 2RS」
内径d(Φmm):17 外径D(Φmm):26 幅B(mm):5 両側接触シール形
ベアリングの圧入
叩きだしたベアリングの再利用は基本NGです。
新品のベアリングを買うとなると、送料込で2000円弱と微妙な値段です。
どこか悪くなればフリー部そのものを交換すればいいので、今回はパーツクリーナーで洗浄してグリスアップして再利用することにしました。
・清掃前
・清掃後
・グリスをもったぞ!
ベアリング圧入
ベアリングを圧入します。
プレスフィットBBを圧入する工具をつかって圧入できました。
圧入は横着せずに1個づつ丁寧に行うことをお勧めします。
ギア側(下の写真の右側)を先に圧入したほうがやりやすいような気がします。
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