シマノ12速 クランクのスペーサーの向きは難解

シマノ12速コンポ

XT 12速 クランク「FC-M8120-1」を取り付ける際に挟み込む「スペーサー」の向きについてまとめてみました。

初期のシマノのDMマニュアルは難解でわかりにくく、わたくし目、スペーサーの向きを間違えてつけてしまっていました。

正しい向きは、左右とも、ゴムが付いている面を内側に向けてセットです。

なんちゃってBOOST規格疑惑???

XT 12速 クランク「FC-M8120-1」は、SRAMのいうところのBOOST規格であります。

チェーンラインが3㎜でっぱった55㎜です。

3㎜でっぱらせる方法は、SRAMのようにチェーンリングの形を変えて3㎜でっぱらせる方法ではなく、シマノの場合はクランククランクシャフトそのものを長くしてBOOST規格に対応する方法をとっているようです。

チェーンリングのある右側だけ3㎜長くするとバランスが悪いと考えたのでしょう。チェーンリングとは関係ない左側も3㎜UPして、クランクシャフトを全体で6㎜長くして、BOOST規格に対応したってことかと。

で、長くなった分は左右それぞれ3㎜のスペーサーを入れて帳尻合わせするのがシマノ仕様です。

スペーサーを使ったなんちゃってBOOST規格疑惑ありです。

シマノのDMマニュアルには、詳しいうんちく的な説明はなく、さらっと、下記のようにクランクアームの間にスペーサーをセットしてとだけ書いてあります。


スペーサーには裏表がある

で、このスペーサー、実物をみると、裏表があるます。

片面は溝があり、片面は凹凸のないツルっとした形状になっています。

シマノのマニュアルをみると「スペーサーはゴムが付いている面を内側に向けてセット」となっていますので、セットする向きには注意しましょう。

初期のDMマニュアルは難解だった

スペーサーの取り付け方法、最近のマニュアルにはちゃんと文章で説明もあるし、図も書き直されていてわかりやすいのですが、XT12速がでた時の初期DMマニュアルはとっても難解でした。

そもそも文章での説明がなかった状態で小さい説明図だけ。その説明図も間際らしい表現だったんで、特に右側のスペーサーの向きはプロショップの方を含め向きを間違って取り付けてしまった方が多かったのではないでしょうか?

今一度点検してみても損はないかもですね。

■最近のDMマニュアルの図

■初期DMマニュアルの図

間違い

正解

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