FOX Rhythm オーバーホール リモートロックの取付

サスペンション分解

フロントサス FOX 32 Rhythmのリモートロックの取付についてまとめてみました。

FOXのリモートロック、ワイヤーを切って一旦青いキャップ部を外すと組み立てに相当悩みます。ワイヤーの固定方法が初見ではまず想像不可能かと思われます。

本国FOXのサイトのHELP CENTERの中にご丁寧に独立したマニュアルが存在してますので、熟読必須です。
2018 GRIP Remote Topcap Interface Part Installation https://www.ridefox.com/fox17/help.php?m=bike&id=853

簡単にポイントを紹介していきたいと思います。

黒い台座の部の突起印には意味がある

黒い台座の部分にあやしげな突起した印が2つあります。

そもそもなんで突起した印があるのか?デザインにしては変ですよね。
実はこの突起した印、再組み立ての際のとっても重要な印なんです。

アウター受けに近い方の突起印(下の写真の左側)は、巻バネのセット位置、
で、もう一方のGRIPの文字の下にある突起印(右下)は、ワイヤーの固定位置を示していたりします。

突起印を目印にして組み立てていきます。

手順1 ロックアウト状態からスタート

まず初めに、ロックアウト調整用のノブを手で思いっきり右側に締め込んで完全にサスがロックアウトした状態からスタートです。

ロックアウト調整ノブってのは下の青丸のことです。

手順2 巻バネの位置を決める

青いキャップ部に巻バネをセットし、青いキャップのイモネジがあるところが黒い台座のアウターに近い方の突起印のところにくるように黒い台座の上に載せます。黒い台座には巻バネの足を差し込む穴がいくつか空いてますので、どの穴を使うかの位置決めをこの突起印で行うシカケになっています。

下の写真のような位置関係になるように黒い台座、巻バネ、青いキャップをセットします!
下の写真、ワイヤーをつけ終わった後に写真を撮っています。巻きバネの位置決めのこの段階では実際にはまだワイヤーはついていません。紛らわしくてごめんなさい。

セットできたら青いキャップの上のネジを軽く一回転しめる感じで青いキャップを固定しておきます。ネジを閉めるのは軽くですよ。ここ重要です。


ちなみにアウター受けの位置はどこでもOKですよ。後ろ側にするってことは無いと思いますが、前でも横でも構いません。

上からみた、位置関係

手順3 巻バネにテンションをかける

黒い台座部を持ち上げながら左側(ねじが緩む方向ですね)に一回転まわします。この時、青いキャップも一緒に左側に回りますね。まあ巻バネで繋がっているわけですからそこは気にせず。ついでにもう一つ、青いキャップにつながっているロックアウト調整ノブも左側に一回転まわるのでロックアウトはこの時点で開放されていますよ。

一回転まわした後に、黒い台座部、青いキャップ部をしっかり押し込み、ネジを完全に締め固定します。

下の写真、ワイヤーをつけ終わった後に写真を撮っています。巻きバネにテンションをかけるこの作業、実際はワイヤーがついてない状態で行います。紛らわしくてごめんなさい。

手順4 ワイヤーを固定

ワイヤーをとおしてセットします。

その後、青いキャップ部を右に回し、巻バネにテンションをかけ、突起印のところでワイヤーを固定します。

この位置で固定です!

リモートレバーを操作してロックアウトできることを確認し、完了です。

うまくロックアウトしないって場合は、スタートのロックアウトさせた状態が甘かったと思います。しっかりロックアウト調整ノブを締めなおして再チャレンジですね。

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