シマノ SHADOW RD+のスタビライザーを考察

シマノ12速コンポ

シマノリアディレイラーのチェーンスタビライザーシステムの仕掛について考察してみました。

下の写真の小さなユニットがスタビライザー部です。
どんな仕掛けになってるかが気になって気になって・・・

ローラークラッチベアリングを不可逆的に分解してみた

スタビライザー部のローラークラッチベアリングを分解してみたら、なんとなく理解しましたよ。

仕掛けは、丸い棒が8本はいっていて一方方向に回転させるとこの棒がずれて、内側の穴に刺さっているピンを締め付け固定する。

むむっうまく表現できないぞ・・・。すいません。

ママちゃりのローラーブレーキみたいな仕掛けになっているとでも思っていただければよいかと。

ローラークラッチベアリングの機能

一方方向にまわしたときだけ締め付けるというのがローラークラッチベアリングの機能です。

リアディレイラーのアームが正面から向かって右側のチェーンテンションが緩む方向に動く時、ローラクラッチベアリングに刺さっているアームのピンは青矢印の方向に動きます。

この時ローラクラッチベアリングの中にある8本の棒がアームのピンを締め付けて固定します。
反対方向、赤矢印の方向に動くときはアームのピンは自由に動きます。

はい、これスタビライザーの機能「チェーンテンションが緩まなくする」そのものですね。

青矢印の方向は、アームがこのローラークラッチベアリングに固定されることになるので、ローラークラッチベアリングを覆っている板の締め付けの強さで、スタビライザーの効きというか強さをコントロールできる仕掛けになっています。

アームのピンと表現しているのは、アームと一体につながっている下の写真やつのことです。

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