1年ぶりぐらいにシマノのカタログをみてみたら、MTBのシマノ12速リアのフリーハブ、価格が爆上がりしていることに気づいてしまった。※2024年2月現在です
SLXグレードなFH‐7110で、15000円越え。2020年ごろ12速のフリーハブが出始めたころに買った時は7000円台だったような記憶が・・・。
シマノのパーツいろいろ値上げされましたが、フリーハブにいたっては値上げ幅が異常です。2倍の爆上がりです。トホホっ。
シマノ12速はさらに人気なくなったかも
シマノのMTB12速、フリーボディの名称はマイクロスプラインでしたね。で、ハブのフリー部の構造はラチェット構造ではなく、面と面がくっついたり離れたりするシマノ自慢の構造SCYLENCEでしたね。
2024年2月現在、というかMTBが12速になった時から、フリーボディの規格はSRAMのXDが実質のスタンダード。一番人気です。
シマノMTB12速のフリーボディ規格のマイクロスプラインは人気ないです。
旧規格のHGフリーボディがいまだ幅をきかせて流通しているし、結局ロードでもマイクロスプラインは採用されず人気は停滞したままです。
マイクロスプラインとセットで鳴り物いりで登場した期待のSCYLENCE構造にいたっては、出始めでしくじり、異音問題、水に弱い問題などトラブル続き、今となってはシマノ自身もその名を隠蔽。そもそも最初から鳴かず飛ばず状態です。
で、ここにきて、安いだけが魅力だったシマノ12速フリーハブの大幅な値上げ。
シマノ12速人気はさらになくなったかも。もうSRAMのXDとは勝負にならないですね。
このままシマノから次世代フリーボディ規格がでると、MTB12速のマイクロスプライン&SCYLENCE構造は、シマノ黒歴史入りが確定してしまうのではないかと思えてきます。
マイクロスプラインは交換用フリーボディもお高い
2024年2月現在のシマノの補修部品のカタログには、過去は掲載されていたことはなかった「交換用フリーボディ」の一覧が掲載されています。
MTB12速のマイクロスプラインのSCYLENCE(材質がアルミニウムってやつです)は1万3000円強とHGタイプのフリーボディと比べると随分とお高いです。
そもそもSLXのフリーハブ本体が15000円なんで、フリーボディ以外の部品はほぼおまけって感じ。フリーボディの値段=フリーハブ本体の値段です。ははははっ。
ちなみにSLXフリーハブ本体の値段が7000円台だった時から、交換用のフリーボディの価格は1万円越えの不思議な逆転プライスでした。その時の価格から比較すれば値上げ幅はびっくりするほどではないかもですね。SLXフリーハブ本体が安すぎたってことなんでしょうかね。SLXフリーハブ本体の値段が2倍になっちゃたので結果的に逆転プライスが解消されてますしね。
交換用部品も、お高い。人気のでる要素は皆無です。
そろそろ次の規格でないかなあ?
他のページでも同じこと書いてますが、
マイクロスプラインはトップ10Tが入ればどうでもよいです。ぶっちゃけここまで人気ないんであればSRAMのXDと互換でいいんじゃなかろうかと思えてきます。
一方、SCYLENCE機構に関しては、空転時にクラッチが切れるかの如く、完全にフリーが非接続になるアイデアは素晴らしいと思いますよ。
従来のラチェット構造を一新した面で接触するSCYLENCE機構、構造的にどこからでもトルクがかかりますので、空転している状態からペダルをまわした瞬間にすばやくシームレスにトルクがかかる感じがします。特に下ったり上ったりを繰り返すMTBのXCレースではアドバンテージがあるのでは?と思います。レースだけでなくトレイルライドでもすばやくトルクがかかるのでストレスが少なく間違いなく従来フリーとは一線を画す気持ちよさがあります。
異音問題とか水に弱い疑惑があったりと課題がおおいですが、このまま消滅してシマノ黒歴史になるのはもったいないと思います。
シマノには更なる改良をもって時期モデルを出してきてほしいですね。
わたくし目、期待してます。
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