シマノ シフターとリアディレイラの関係

シマノのMTB用のシフターとリアディレイラー、段数が違うもの組み合わせて使えるのか？

シマノ曰く、基本的に段数が違うものを組み合わせるのはNGってことです。

シフターが11速だったら、リアディレイラーは11速用、リアスプロケも11速を使ってね。ってことです。

NGなんだけど、経験則的にやってみたら、段数が違うものの組み合わせでもそれなりに使えてしまう組み合わせがあります。それらをまとめてみました。

有名どころ　7速と8速のちゃんぽんはなんでもOK

シマノMTB用の7速と8速はリアスプロケの歯の間隔（ピッチ？）が同じというのは有名な話。

段数が違うものの組み合わせは、基本、シフターの段数とリアスプロケの段数を合わせる必要があります。リアディレイラーだけ違う段数の組み合わせにすることができます。

ただし、7速と8速に関してはリアスプロケの歯の間隔（ピッチ？）が同じなので、シフターの段数とリアスプロケの段数違いでもそれなりに使えます。

トップ側が一段空振りになりますが、シフターの段数とリアスプロケの段数が違う下記の組み合わせも７速と８速の場合は例外的にOKです。

シフターの段数とリアスプロケの段数を合わせ、リアディレイラーの段数をミックスした下記の組み合わせもリアディレイラーのキャパが範囲内であれば問題なく使えるかと思います。

9速以下であれば、シフターの段数とリアスプロケの段数を合わせてあげれば、リアディレイラーは違う段数のものを組み合わせてもそれなりに使えます。

下の例のように9速リアディレイラーを7速・8速として使うことは可能です。

シマノMTB用のシフターとリアディレイラーの仕様は10速から変わっているようです。

10速以上はリアディレイラーの稼働範囲が広くなっている様子でシフターの引き量（巻き取り量？）が多くなっているような感じです。

結論的に、9速以下のシフターで10速以上のリアディレイラーを使うことはできません。

下記の組み合わせはNGです。
9速以下のシフターでは、リアディレイラーをどんなに調整しても10速以上のリアディレイラーをロー側に引き切ることができません。

　※１　手持ちのパーツがなく実際に試してないけど、NGだと思いますよ。

フレームに組み付けてない状態ですが、７速シフターと11速リアディレイラーを組み合わせてみた例です。

下の写真の赤丸に注目！！

シフターをロー側に目一杯ひいても、リアディレイラーはロー側にひききれていません。

ロー側の調整ボルトにあたるところまできてませんので、調整でなんとかなるレベルではないですね。

動画の方がイメージつくかもです。（音声あり動画。シフターのクリック音ありです）

ちゃんぽんの溝は9速と10速の間だけです。

シマノMTB用シフターとリアディレイラーの場合、
10速以上は、10速、11速、12速で、違う段数のリアディレイラーを混ぜてもそれなりに使えるかと思いますよ。

厳密にはリアディレイラーのロー側とトップ側の稼働範囲が10速、11速、12速で微妙に違うと思うけど、調整できる範囲かと思います。

まあ、使えるといっても、あまり需要のある話ではなさそうですけどね・・・。

※２　ロー側のリアディレイラーのキャパがNGかも

ロー側までちゃんとひけてます。

この組み合わせもロー側までちゃんとひけてます。