シマノ12速 リアディレイラーのアームの交換方法

シマノ12速コンポ

シマノ12速のリアディレイラーのアームの交換を行いました。

手順をまとめてみました。

お手軽で簡単

シマノのリアディレイラー、12速になってアームの交換がやりやすくなりました。

お手軽で簡単です。

ディレイラーハンガーにくつっけたまま分解できちゃいますし、シフトワイヤーもチェーンも切らずに作業ができる点がGOODです。

リアタイヤを外して作業開始です。

分解手順

手順1 プーリーを外す

一番最初にプーリーをはずします。

プーリーを2個ともはずすと、アーム(バックプレート?)もとれます。

この時点でつながったままのチェーンがディレーラーから分離できます。

手順2 固定ピンを外す

プラスドライバーを使って赤丸印の突起した固定ピンを外します。

固定ピンを外すとバネの力で矢印の方向にアームが動き、ディレイラー本体にアームが引っ掛かっると思います。

本体のパンタグラフ部を握ってロー側動かして、引っ掛かっているところを通過させアームを一回転させるようにします。

一回転するとこんな感じにブラブラになるかと思います。

手順3 スタビライザーを外す

表側からネジを3つほど緩め、カバーを外します。

スタビライザー部を手でひっぱり外します。

スタビライザー部を綺麗に拭き上げます

奇麗にしたら、ローラー部分の側面(赤丸のところ)にスタビライザー専用のグリスを塗っておきます。

スタビライザー専用のグリス(型番Y04121000)はこれです。

悲しいかな50g単位でしか売ってないです。これ一生分は余裕であります。

ゆるめなグリスぽいです。

カーボン用の滑り止めグリスのようにザラザラしたものが入っていると思っていたけど、予想に反してヌルヌル・ツルツルです。

手順4 アームを外す

4mmアーレンをネジ穴に突っ込んで、反時計回り矢印の方向に回していきます。

裏側のアームがとれます。

アームを固定しているネジを本体から引き抜きます。

奇麗に拭き上げたら、ネジの側面(下記の赤丸のところ)にグリスを塗っておきます。

塗るグリスはシマノプレミアムグリスでOKです。
先ほどのスタビライザー専用のグリスではないので間違えないように注意です。

グリスを塗るのは本体にささる赤丸の部分だけです。ここも重要です。
スタビライザー部が刺さる部分(青丸のところ)はグリスを塗ってはだめですよ。

手順5 分解完了

スタビライザーの操作レバーを取り外します。

この部分は抜け防止のピンで止まっているだけです。

ドライバーなどでピンを外すと外すことができます。

アームの交換だけならあえて外す必要はないです。

分解はこれで完了です。
※というか分解できるのはここまでですね。

組み立て手順

古いタイプのディレイラー(シャドータイプになる前の三桁NOだったころの話)だと組み立ては非常にやっかいでした。
一人で組み立てるのは難しく、巻きバネにテンションをかけながら誰かに押さえてもらいつつネジを締めこむ必要がありましたが、12速リアディレイラーは、巻きバネにテンションをかける作業がとっても簡単にできるように進化してます。

交換する新品のアームを準備して組み立て開始です。

手順6 アームを取り付け

バネをアームに取り付けてディレイラー本体に取り付けます。

バネの位置はアームの赤印の穴に巻きバネの突起を入れるようにします。

巻きバネの青印の所が、ディレイラー本体の溝(青印のところ)にはまるようにアームをセットします。

ネジを締めこんでアームを固定します。

アームを取り付ける時点では、巻きバネにテンションをかける必要ありません。

バネの位置と向きも正しい位置以外だとはまらないようにできてます。

はまるようにはめればよいだけです。

間違えようがないこの設計はGOODです。

手順7 バネのテンションをかける

アームを下の写真のように(反時計回り)に回してバネのテンションをかけます。

テンションをかけたらストッパーピンで固定します。

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手順8 スタビライザー部を取り付ける

カムユニットの位置に注意して、スタビライザー部を取り付けます。

手順9 残りの部品を取り付ける

あとはチェーンを通しながら、裏側のアームとプーリーを固定して組み上げて完了です。

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