シマノ12速、実際に使ってみた感想です。
今回はフロントチェーンリングについてまとめてみました。
泥詰まりに弱いかも?
12速のフロント、これぐらい泥んこな状態になると確実にチェーンが外れます。
比較対象として、シマノXT M8000系 11速ダブルの場合です。
この状態でも普通に変速します。もちろんチェーンの歯飛びも脱落もなしです。
妄想的に考察してみた
シマノのナローワイド、というか「 ダイナミックチェーンエンゲージメント+」ですね。
これプラス側の歯の根元に微妙な段差があります。
チェーンのコマが奥まで噛みこむと、この微妙な段差にコマの内側側面が引っ掛かります。
そんでもって喰い付きます。
段差と表現したところは下の写真の青まる印のところです。
プラスの歯の側面が出っ張っており段差ができているように見えますよね。
この段差に綺麗にコマが入らないと実は真価を発揮しないのでは?
泥がつくとどうなる?
チェーンリングの側面に泥がつきだすと、綺麗に根元までコマが入らなくなるようです。
段差の効果がなくなり、チェーンがリングから浮いて歯飛びをするようになり、最終的にチェーンが脱落してしまいます。
考察まとめ
遊びがなく、精度が高く作ってあることが逆に仇となって、予期せぬ「つまりモノ(泥)」には弱いのかもしれません。
SRAMナローワイドと比較してみた
12速イーグルはもってないので、11速NXとの比較となります。
チェーンリングの形状をスラムと比較してみました。
スラムのリングはプラス側の歯の側面に段差はないです。
シマノに比べると歯が長く噛み合わせも随分遊びがあるような感じです。
遊びがあるおかげなのか、同じ泥ぬまを走ってもスラム11速NXはチェーンが脱落することありませんでした。
上:シマノ 12速XT
下:スラム 11速NX
newXT 12速が発売されてSRAMに追いついたと思ったけど、
フロントシングルに関しては、悲しいかな圧倒的にシマノが「よいぞ」とはまだ言えない。
シマノ党のわたくし目としては少々残念な気持ち。
さなる改良を期待です!
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